図書館戦争シリーズ テレビアニメ・劇場版を視聴して

武力の行使を伴う検閲が容認された、架空の日本。図書館はその自由を確保するため武装していました。ある時少女が検閲から図書隊員に救われる、その少女(笠原)は自分を助けてくれた隊員にあこがれを抱き図書隊に入隊します。やがて彼女は特殊部隊に配属され、戦いに身を置くことになるのです。

作品は、図書館が実在の兵器で武装し、良化隊とドンパチやっているので、設定があまりにも現実離れしているようにも思え、実際に違和感を感じる方もいるかもしれませんが、あくまで架空の物語です。

物語の軸は、良化隊が図書のある施設に検閲に入ろうとする、図書隊が阻止するために銃撃戦になるという戦闘シーンや、主人公らの恋愛を描いた部分などがあります。実は恋愛ものなんです。

テレビアニメでは、小田原・水戸という2つの大きな戦いが描かれます。激しい戦闘の描写もあります。多くの犠牲を出しながら表現の自由を守り抜くというものです。作中にはそのほか、わきを固める人たちの人間関係、徐々に明かされていく主人公の「憧れの王子様」の正体、主人公と親との関係など様々なお話が展開していきます。

また、実写版では良化隊はひたすら悪役に徹していたのですが、アニメ版では図書隊員と良化隊員の交流が描かれるなど、違いがあります。図書隊や良化隊を取り巻く情勢は複雑で、街中で発砲した良化隊員を警察官が取り押さえるシーンがあります。

劇場版では、ある作家を警護することになるのですが、「革命のつばさ」というタイトル通りお話の最後には実弾での戦闘がなくなるなど、まさに革命的な結末となっています。

アニメのシリーズは深夜でやっていたので、どちらかといえば実写版のほうが有名かもしれませんが、私はアニメ版の描き方が好きです。お話全体としては、現実離れしたものですが、恋愛要素的描写などホッとする部分もあります。特に、良化隊員と図書隊員の交流などは実写版では描かれておらず、アニメでは好きなシーンの一つです。

この作品を知ったきっかけは、ある図書館に「図書館戦争」のポスターが貼ってあったからです。今の図書館の現状からも大きくかけ離れた本作品ですが、図書館の方にも思うところがあったのでしょう。