風の谷のナウシカ

「風の谷のナウシカ」は宮崎駿の長編漫画です。

天才・宮崎駿の名作。世界観・宗教・人の愚かさ・自然との調和など、もののけ姫や千と千尋の神隠しへと

繋がるようなテーマが散りばめられています。

風の谷のナウシカは、映画化もされましたが、漫画の7巻中の2巻の始めぐらいまでを切り取って映画化したに過ぎず

漫画を最後まで読めば全然違うお話となっています。しかも、漫画の方が断然いいです。

文明を崩壊させた「火の7日間」という最終戦争から1000年後が舞台。人間の垂れ流した毒によって世界は汚染され、

「腐海」という毒を放つ森と、そこに住む巨大な「蟲」という新しい生命体が生まれ、人間に脅威を与えています。

腐海の広がりにより、人が住める世界はどんどん狭くなっています。

火の7日間前の文明にあったエンジンなどを利用し、細々と生活を続ける人間たち。

しかし、そんな環境の中でも人々は一つになって助け合うことはできず、

残り少ない土地を奪うためや、自分の権威をひけらかすために、残り少ない人間同士で戦い続けます。

この世界では僧が政治を掌握している国「土鬼」と、世襲制だが、王族同士の争いが絶えない国・「トルメキア」の2大国があり、

互いに土地を巡って大量の死者を出す戦争を続けています。

途中、土鬼がトルメキアを攻撃するため、腐海の植物を人工的に変異させて生物兵器として利用しようとしますが、

扱いきれず、結局自分の土地の3分の2を腐海に沈めてしまいます。人間の愚かさが表れている象徴的なシーンだと思います。